第 2 回発達科学シンポジウム
		21世紀に向けた子どもの発達環境を考える
		 神戸市須磨区で発生した児童殺傷事件は全国的に注目され、さまざまな議論を呼び起こ
		しました。中央教育審議会では乳幼児からの「心の教育」に関する議論が開始され、少年法の改正論議も浮上しました。今回の事件に関しては、その特異性からいって、原因を安
		易に特定できませんが、現代の日本社会における子どもの発達環境の問題にあらためて重大な問題提起をしたことは確かです。
		 私たち発達科学部では、今回の事件に触発されて、「21世紀に向けた子どもの発達環
		境に関する総合的研究」というテーマで共同研究プロジェクトを立ち上げようと構想を練ってきました。このシンポジウムは、その一環として企画されましたが、今回の事件その
		ものを直接扱おうとするものではありません。このシンポジウムが目的とするところは、次代を担う今日およびこれから誕生する子どもたちの成長・発達にとって、変動いちじる
		しい現代社会はいかなる影響を与えているか、また、与えようとしているかをあらためて検討しようとすることにあります。
		 共同研究プロジェクトは平成10年度の文部省科学研究費を得てから実質的な活動を開始
		する予定でいますが、このシンポジウムを、来るべき21世紀へ向けて、子どもにとっての最適環境とはどのような環境であるかを総合的な観点から考察する出発点として位置づ
		けたいと考えています。
		
		
		
日  時:平成 10 年5 月9 日(土)13:00 - 18:00
		場  所:神戸大学発達科学部 B202 教室
		      〒657-8501神戸市灘区鶴甲 3 丁目11 神戸大学発達科学部庶務掛
		定  員:300 名(入場無料)
		
		
		
交通機関: JR六甲道、阪急六甲から神戸市営バス36 系統発達科学部前下車
		     (駐車場を準備しておりませんので、車での来場はご遠慮下さい)
		
		
		
内  容: 
		  第1部 13:00 - 14:00
		     基調講演 「神戸須磨児童殺傷事件?その特異性と提起した問題?」
		          小田 晋(国際医療福祉大学教授)
		
		
		
  第2部 14:15 - 18:00
		     シンポジウム 「21世紀に向けた子どもの発達環境を考える」
		          シンポジスト:片瀬範雄 (神戸市都市計画局計画部長)
		                 小石寛文 (神戸大学教授)
		                 土屋基規 (神戸大学教授)
		                 野口善國 (弁護士・野口法律事務所)
		                 横湯園子 (北海道大学教授)
		          コメンテータ:小田 晋 (国際医療福祉大学教授)
		      コーディネータ・司会:小田利勝 (神戸大学教授)
		
		
		
主  催: 神戸大学発達科学部・神戸大学発達科学部附属人間科学研究センター
		後  援: 神戸市・神戸市教育委員会
		
		
		
詳細は、神戸大学発達科学部庶務掛 (078-803-0864) または
		神戸大学発達科学部附属人間科学研究センター (078-803-0920) あるいは
		oda@kobe-u.ac.jp へご照会下さい。
		
		
[シンポジウムのポスター 
		|シンポジウムのホームページへもどる] 
		
		
		神戸大学発達科学部研究推進委員会
		最終更新日: 1998 年5 月6 日
		
		
		
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