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国際学術交流報告

華東師範大学を訪問して

華東師範大学のお招きを受けて、和田進学部長、土屋基規先生、高橋正先生、川木冴子先生、平原春好先生 (神戸大学名誉教授) と小石寛文の6人は、5月14日から20日まで (和田先生と土屋先生は19日まで) 上海を中心に訪問しました。

今回の訪問の目的は、5月16日 (日) と17日 (月) に、中国教育部「華東師範大学基礎教育改革及び発展研究所」を中心にして開催された「新基礎教育改革と発展の新しい展望」と題した第2回国際会議に出席することでした。600人の参加者があり、会場には熱気が溢れていました。16日の午前には華東師範大学基礎教育改革及び発展研究所が推進している新基礎教育の理論と実践の報告がありました。午後には3つの分科会に分かれて、そのひとつの分科会では7人の外国の教育関係者や教育研究者による各国の教育改革の状況報告があり、そこで土屋先生は「現代日本の初等中等教育改革」というテーマで、また高橋先生は「現代日本の算数数学教育の状況」というテーマで報告されました。2人の先生は、通訳の関係で短い時間しかありませんでしたが、要領よく日本の現状を報告されました。

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国際会議会場前にて
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実践研究のポスターを見る和田学部長
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国際会議の始まる前の会場風景
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土屋基規先生の報告
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高橋正先生の報告
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報告会終了後

17日には、新基礎教育の実践研究を行っている小学校を訪れ授業を視察しました。上海港の近くにある小規模な学校でしたが、とても瀟洒な感じの学校でした (重点校ではない)。また、先生方の熱のこもった授業や子どもたちの輝いた目がとても印象的でした。コンピュータによる教材提示方法にはかなりの工夫があり、これからのコンピュータの利用の仕方として大変参考になりました。

今回の中国訪問に際しては、和田学部長の強い希望により、南京市の「侵華日軍南京大屠殺遇難同胞記念館」をご案内いただき、犠牲者に対して献花をして一同深い祈りをささげました。

今回の訪中では、杜成憲学部長や呉遵民先生 (日本留学中の土屋先生の指導生) をはじめ、多くの中国の方々のお世話になりました。今後、華東師範大学とのさらなる学術交流が発展することを期待しています。

(小石 寛文: 発達基礎論講座)

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1年生の音楽の授業風景 (実践研究校)
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4年生の総合学習風景 (実践研究校)
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3年生の美術の授業風景 (実践研究校)
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実践研究校が開いてくれた歓迎会

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