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発達科学部教員の仕事場から兵庫の子どもはひ弱? 県教委 神大に調査委託 16年連続で全国下回る 小学生体力調査運動能力“不思議な法則” 県内の子ども 小学生では低く 中高生で伸びる長寿への秘けつ - 長寿国日本[解説: イギリスの日刊紙『テレグラフ』は、長寿問題を取り上げ、<日本における長寿の秘けつ>について調査記事を掲載している。その際、日本人専門家の意見を、東京都老人総合研究所の鈴木隆雄副所長と発達科学部の小田利勝教授から参考意見聴取している。] 日本人は、西欧諸国の人々の寿命よりも長生きであり、健康である。その理由がなぜなのか、日本人の食生活について、コリン・ジョイスの調査。 日本人の食生活の中で、納豆、或いはべとべとした発酵大豆ほど印象に残るものはない。日本人はよくそれを朝食のご飯の上にのせて食べている。日本に初めて訪れた外国人がその食事にふれた時の反応は、最初は「ひどい」というものだが、「それがネバネバしていて、特別な匂いがするものだという事実を克服すればそれほど悪くない」に変わる。 東京都老人総合研究所の鈴木隆雄副所長は、この「どろどろしたもの」が日本の婦人にとって非常に重要なパートナーであると賞賛している。彼が説明するには、それが西欧の女性達より長生きするのを助けてくれるばかりではなく、高齢になっても健康であり続けるのを助けてくれる、という。更にまた、更年期の障害を抑えてくれるという。/鈴木副所長は、「米と魚を中心とした日本人の低カロリーの食事は、日本人の長寿を支えている」と語り、同時に次のようにも主張する。「しかし、大豆が長寿に貢献しているという事に関しては批判的である。大豆は、健康に貢献している非常に重要なタンパク源である。豆腐と醤油はもちろん大豆でできているが、ベストなのは納豆である。というのも納豆には、更年期障害を軽減してくれる植物エストロゲンが含まれており、同時にまた骨を丈夫にしてくれるビタミンKが含まれているからである」と。 鈴木副所長は、納豆だけが日本人に長寿と健康をもたらしているわけではないと指摘している。彼が指摘している所によれば、日本の経済力は60年代以降急速に発展し、日本の主婦が入手可能な食材も拡大したが、一日に食べる食物摂取量は一日平均2,000カロリーを超えなかった。「このパターンは、収入増大が肥満の増大につながったアメリカやヨーロッパの事例とは非常に異なっている」という。 日本は「敬老の日」を祝日に設け、長寿の注目すべき事例について豊富な情報を広報している。百歳以上の人口数は、今月はじめて二万人を超えるだろうという。75歳以上の老人人口は1000万人以上になるという。男性の平均寿命は78歳となり、女性の平均寿命推定は85歳以上となるという。イギリスの平均寿命は、男性で75歳、女性で80歳である。 日本の雑誌や新聞は、すばらしい「元気老人」や「活動的な高齢者」について報道している。その事例として、飯田みゆき氏や有馬秀子氏がいる。飯田氏は、東京の生け花スクールの設立者であり、99歳になった今でも料理について教え、また料理について原稿を書いている。また101歳になった有馬秀子氏は、彼女が1951年に開店した小さなバーで今でも働いている。 世界中の研究者達が、長生きができる為に身体的、社会的に元気であり続けることの大切さを強調している。多くの日本人にとって、このことは、老人になるまで働き続けることを意味している。 神戸大学の社会老年学の、小田利勝教授は、次のように語っている。「基本的に、日本人の長寿の理由としては、単一の理由がある訳ではない。遺伝的な理由もあれば、食事上の理由もあれば、ライフスタイル上の理由もある。しかし私の調査によれば、長寿の人たちには経済的な不安がないという傾向がみられる。そうした人々は、いろいろなグループの人々と社会的に交流があり、高いライフスキルを持っている。そして、人生の目標を自ら設定し、それを達成している。その結果、高齢であるのに、良い人生を送っている」と。 「ジェンダー」周知不足 「市民オンブード」が施策点検 男女共生 中学校、対応遅れ 伊丹市 行動計画把握せぬ課もフェアトレードの現在 産地や生産者支援の一環として / NGOがドライマンゴー輸入雑誌『イグザミナ』2004年6月号に、本学部太田和宏助教授が発展途上国で生産・加工されたモノを輸入するフェアレード (公正貿易) の一環としてNGOを立ち上げ、途上国支援援助にかかわる研究だけでなく、具体的な支援活動の取り組みを行っていることが紹介されました。
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