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イベント報告

もくじ
  1. からだの仕組みに関する学術講演会
  2. ブタペスト エルテ教育大学 バコシュ・タマシュ教授展覧会・講演会

からだの仕組みに関する学術講演会

報告

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2004年2月24日〜3月2日の期間、ベルギー王国から若いDr. Katrien Koppo先生 (Ghent University) が来日されました。私の研究室は運動時におけるからだの仕組みを生理学的に検討していますので、今回の来日では1) 運動時に筋温を直接測定しする方法を習得する (写真1)、2) 運動開始時の代謝調節に関する最新の知見を得る (写真2)、3) 学生との国際交流を実施する (写真3)、の3つを主な目的としました。1) では文献上で知っていた方法と実際に行う場合とでの微妙な違い、注意点や工夫する点などが多々あり、大変、参考になりました。3) では英語の勉強も兼ねて、大学院生がKoppo先生に研究内容を紹介する時間を設け、学生との交流も実施しました。国際交流にもいろいろありますが、今後のことを考えると若い研究者を招へいし、長い繋がりを重要視する方法もあるように思っています。

3月8日には、林先生に“運動時の循環系の神経性調節”とタイトルで講演いただきました。筋からの情報が運動時の循環調節には必要不可欠で、その中でも、筋機械受容器の働きが重要であることを多くの研究から説明していただきました。先生のお話を聞き、からだの仕組みの巧みさを再認識いたしました。

(近藤 徳彦: 身体行動論講座)

学術講演会当日のプログラム

学術講演会当日のプログラムは、からだの仕組みに関する学術講演会に掲載しています。

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ブタペスト エルテ教育大学 バコシュ・タマシュ教授展覧会・講演会

バコシュ・タマシュ現代アート展覧会

3月1、2日の午前11時〜午後7時、神戸市灘区鶴甲3の神戸大学発達科学部A-143教室。タマシュ氏はハンガリーのブタペスト教育大学教授。紙を素材にしたストーリー性のある平面作品。2日午後6時から、A-137教室で同教授が、教育大学におけるグラフィック表現と子どもの造形表現の模索についての講演も。(後略)

(記事は、朝日新聞、2004年2月26日付けから)

講演会「今日のハンガリーの美術教育とその課題」

概要:

1990年 (ハンガリーの改革・解放の年) 以前には、美術教育の主要な考え方は古典的な考え方を基礎としていた。その考え方の中では、美術教育の課題となったのは、モデルの単純化と描写であった。

これらの教育的考え方からすれば、子どもの一人一人の表現や手工芸の重要性には関心がほとんど向けられなかった。

1990年代以降、視覚的教育の領域における領域横断的な研究が行われた。多様な造形表現の構造的連続性を重用視する中で視覚的造形表現を発展させることが追求された。この理論が、ハンガリーのカリキュラムの中に反映され、教員養成の中で追求されている。

子ども達は、多様な表現と造形表現の構造的連続性を尊重した美術教育の諸課題によって、グラフィックな制作課題解決の諸段階を歩んでいけるようになる。過去数年の間に行われてきた実験的な方法は、プロジェクトの方法であった。プロジェクトは、複合的な視覚的な諸現象を一人一人が解決していく方法として位置付けられた。

(鈴木 幹雄: 児童発達論講座)

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