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日頃の活動を鏡にうつしてみれば社会貢献がみえてくる?

岡田 修一

鏡にうつった世界は右と左が逆さになっていることは、皆さんよくご存知である。なぜそうなるのかについて考え、結局疑問が晴れなかった方も多いと思う。うまく説明できないものの、日頃の活動と社会貢献の関係は、実像と鏡にうつる像との関係に似ているような気がしている。

以下、私の実像について若干報告する。

  1. 介護保険制度の改正により、この4月から各市町において介護予防事業が展開される。

    写真
    高齢者の障害物歩行時の動作測定
    写真
    機能訓練指導員講習会風景

    これまで高齢者の運動機能に関する研究を行ってきた関係から、兵庫県介護予防推進研修事業「運動器の機能向上に関する研修会」、兵庫県老人クラブ連合会「高齢者の集い」、神戸市シルバーカレッジなどでの講演を通して、現場で介護予防プログラムを立案、指導する保健師、理学療法士、介護福祉士の方や高齢者の方々に、介護予防や転倒予防、そしてアクティブなお年寄りを目指した身体活動の必要性及び効果的な運動実施方法などに関する啓発活動を行ってきた。また、兵庫県柔道整復師会が認定している機能訓練指導員講習会にて講演を行うとともに、同会との共同研究により考案した転倒予防体操をパンフレットやビデオテープの頒布によって普及しようとしている。

  2. 現在、兵庫体育・スポーツ科学学会の理事長として、年3回の学会行事 (総会、公開シンポジウム、学会大会) と年6回の理事会のお世話をしている。また一方では、平成19年9月に神戸大学にて行われる日本体育学会第58回大会の組織委員会事務局長も兼務している。この学会は会員数6千名を超える体育・スポーツ科学関係者が所属する日本最大の学会であり、大会参加者は2千名以上となる。現在、学会に14設置されている分科会の担当、組織委員会企画やシンポジウム等についての検討を始めようとしている。近年、子どもの体力の二極化や子どもから高齢者に至るまでの生活習慣病予備軍の増加などの健康・体力問題がクローズアップされるなか、運動・スポーツ活動や体育活動に関わる研究者が集う大会を意義ある大会にしたいと思っている。

その他、兵庫県健康財団健康増進プログラム開発委員会委員、同財団健康増進プログラム開発・普及アドバイザー、地域スポーツクラブリーダー養成講習会講師、講道館柔道科学研究会運営委員、兵庫県柔道連盟評議員、兵庫県学生柔道連盟理事長、関西学生柔道連盟評議員を務めている。

以上、私の日頃の活動の一部について報告したが、当人としては社会貢献のためにいろいろと活動しているつもりはない。鏡にうつる私の像をご覧になった方々のお役に立てば幸いである。

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